【後工程とは】
「後工程への配慮」とは、現場で自分たちの作業を終えたあとに続く工程――つまり後から作業を行う関係者が、スムーズかつ安全に仕事を進められるように、事前に気を配り、段取りや仕上げに工夫を施すことを指します。プラント配管工事・溶接工事の現場では、多くの専門業者が連携して一つの設備を完成させます。そのため、一つひとつの工程で「次に作業する人」の立場を考えた行動が、全体の品質や工期、現場の安全に直結します。
アイ・ディ株式会社では、プラント配管工事・溶接工事という専門性の高い業務を担う中で、後工程への配慮を重要な企業理念とし、現場の全員がその意識を持つことを徹底しています。
配管ルートの確実な墨出し・明確な表示
配管工事では、後続の溶接作業や機器据付が円滑に進むよう、事前の墨出し(ルート指示)を正確に行い、図面との照合や現場表示を明確にしています。これにより、後工程での誤認や手戻りを防ぎ、全体の工期短縮に寄与します。当社では独自のチェックシートを用いて、各工程ごとに確認を徹底しています。
溶接部の仕上げと養生へのこだわり
溶接作業後は、仕上がりの美しさと同時に、次工程での検査・塗装・断熱工事がスムーズに進むよう、溶接部周辺の清掃やバリ取りを丁寧に行います。また、異物混入や損傷防止のための養生も標準作業としています。この細やかな気配りが、現場全体の品質維持につながります。
多職種とのコミュニケーション強化
複数の専門業者が同時に作業する現場では、工程間のコミュニケーションが極めて重要です。当社では朝礼や定例会の場を活用し、後工程の担当者との作業調整や注意点の情報共有を行っています。これにより、現場全体の安全意識や連携力が高まります。
【まとめ】
後工程への配慮は、「自分の仕事が終わればそれで良い」という発想を捨て、現場全体の完成度と効率を最優先する姿勢です。アイ・ディ株式会社では、こうした配慮を従業員教育の柱とし、現場での実践を通じて「信頼されるパートナー」を目指しています。配慮ある現場づくりは、工期短縮・品質向上・関係者やお客様の満足度向上という大きなメリットをもたらします。これからも一つひとつの現場で、確かな技術と心配りを積み重ねてまいります。



