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富山県富山市に拠点を構えるアイ・ディ株式会社では、プラント配管工事・各種溶接工事・タンク製作を手がけ、富山県から関東地方まで幅広い地域でプロジェクトを展開しています。当社のような専門企業で働くには、作業内容に応じた適切な溶接資格の取得が不可欠です。溶接資格には法的義務がある必須資格から、技能レベルを証明する民間資格まで多様な種類があり、それぞれ取得要件や難易度が異なります。
法的義務のある必須溶接資格

アーク溶接等特別教育
アーク溶接作業に従事する全ての労働者が受講必須の特別教育です。事業者は労働安全衛生法第59条により、アーク溶接業務に従事させる前にこの教育を受講させる義務があります。項目
内容
受講資格
満18歳以上
講習時間
学科11時間・実技10時間(3日間)
費用
10,000~20,000円程度
合格率
ほぼ100%(講習修了により取得)
ガス溶接技能講習
可燃性ガスと酸素を使用したガス溶接・溶断作業に必要な技能講習です。プラント配管工事では配管の切断や接合で頻繁に使用される技術です。項目
内容
受講資格
満18歳以上
講習時間
学科・実技計14時間+修了試験
費用
15,000~20,000円程度
合格率
80%以上
作業主任者資格
複数の作業者が溶接作業を行う現場では、作業主任者の選任が法的に義務付けられています。ガス溶接作業主任者は3年以上の実務経験後に受験可能で、現場管理業務に必須の資格です。プラント配管工事特化資格
プラント施設では高温・高圧環境での溶接作業が多く、専門的な溶接技術が求められます。特に圧力容器や配管系統の溶接には特化した国家資格が必要です。ボイラー溶接士
ボイラーや第一種圧力容器の溶接に必要な国家資格です。プラント配管工事では必須レベルの重要資格で、普通ボイラー溶接士と特別ボイラー溶接士の2種類があります。 「参照:厚生労働省技能講習名称一覧表」石油工業関係溶接士
石油化学プラントで使用される高張力鋼・耐熱鋼・ステンレス鋼の溶接に特化した資格です。WES8102規格に基づく評価試験で、プラント配管工事の専門性を証明できます。技能を証明する民間資格
民間資格は法的義務はありませんが、技術力を客観的に証明し、発注仕様書で要求される場合が多くあります。キャリアアップや給与向上に直結する重要な資格群です。JIS溶接技能者資格
日本溶接協会が認定するJIS規格に基づく技能評価試験です。9種類の資格種別があり、プラント配管工事では手溶接技能者・半自動溶接技能者・石油工業関係溶接士が特に重要です。
重要ポイント
JIS溶接技能者資格は基本級と専門級に分かれ、基本級は15歳以上で1ヶ月以上の溶接技術習得者が受験可能です。専門級は基本級取得後、3ヶ月以上の経験が必要になります。
溶接管理技術者
溶接施工管理・品質管理の専門資格で、官公庁工事では資格保有者の常駐が必須条件となります。2018年度の合格率は特別級17.8%・1級22.4%・2級56.9%と級が上がるほど難易度が高くなります。富山県での資格取得方法
富山県内で溶接資格を取得する場合、以下の機関で講習・試験を受験できます。国家資格は富山労働基準協会、民間資格は日本溶接協会北陸支部での受験が基本となります。- 富山労働基準協会:アーク溶接特別教育・ガス溶接技能講習
- 安全衛生技術センター:各種作業主任者試験・ボイラー溶接士試験
- 日本溶接協会北陸支部:JIS溶接技能者・溶接管理技術者試験
- 富山県職業能力開発協会:技能検定関連の溶接資格
北陸地方では溶接技能者の需要が高く、特に化学工業が集積する富山県では石油工業関係溶接士のニーズが顕著です。地域の産業特性を理解した資格選択がキャリア形成の鍵となります。
プラント配管工事で活躍するために
溶接資格は単なる資格取得だけでなく、実際の現場で求められる技術レベルと直結しています。プラント配管工事では高い安全性と品質が要求されるため、段階的な資格取得でスキルアップを図ることが重要です。未経験者はまずアーク溶接特別教育から始め、実務経験を積みながらボイラー溶接士やJIS溶接技能者の取得を目指すことで、プラント配管工事のプロフェッショナルとして成長できます。アイ・ディ株式会社ではただいまプラント配管工事に携わる現場スタッフを募集中です。富山市で手に職をつけて働きたいという方のご応募をお待ちしております。



